こんにちは。ブログ担当・小久保です。
私は今、産業機械や精密品、オーディオ、重量物などの担当ですが、
じつは8年前まではピアノ専門でした。
ところで、ピアノを運ぶというイメージは、普通ですとなかなか想像が
つかないのではないでしょうか?
軽いもので200kg前後、重いグランドピアノですと約600kgという、
人力で運ぶのって無理?的なものを人力で、しかも2人で運ぶ。
最近でこそ、安全面を考慮して300kg以上のものは4名で運ぶなど
していますが、当初は500kgが2人で運べて当たり前、という業界でした。
私が入社したころは朝から晩までピアノのみを運んでいました。
中には体重が50kgくらいの技術者もいるのですが、自分の体重の
4倍~10倍くらいのものを簡単に持ち上げてしまう・・・。
ラグビーで鍛えていたので、多少の自信はあったのですが、やはり
はじめは非常にしんどかった・・・。
それが、3年ほど経つと、しんどくなくなるんです。
「コツ」ですね。これを覚える。
そうすることで重さをあまり感じなくなるんです。
我ながら不思議な感じでした(笑)
その「コツ」をつかむと今度、いろいろな事が出来るようになる。
よく、目見当(めけんとう)と言って見切りのことを言いますが、
複雑な形状の物を、とある場所に入るか入らないかの判断で、
正確に寸法を測るよりも、目見当の方が正確になるんです。
本当に不思議でした。
どの業界も同じかも知れませんが、
パッとみて瞬時に判断できる=スペシャリストなんでしょうね。
こうやってピアノ運送の技術者が育っていきます。
この技術が様々な製品の輸送や作業に活かされています。
精密機械やオーディオなど、特に当社の技術が活きる部分ですね。
ピアノ輸送・オーディオ輸送・精密機器輸送の御用命は⇒
池田ピアノグループへ http://www.ikedapiano.co.jp/
長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。
次回をお楽しみに!
池田ピアノ運送㈱⇒http://www.ikedapiano.co.jp/
常総梱包運輸(有)⇒http://www.josokonpo.com/
2011年5月26日
ピアノを運ぶ、ということ
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