こんにちは。ブログ担当・小久保です。
先日積み込んだサーバーラックを、都内のとあるデータセンターへ
納入してきました。
サーバーラック輸送は⇒池田ピアノ運送株式会社
4t車7台分のサーバーラックを搬入し、連結し、精密に設置するお仕事。
サーバーラック組付は⇒池田ピアノ運送株式会社
初日に80本弱のラックを搬入し、2日目はひたすら組付けを行います。
初日の搬入はスムーズに終了。
あれよあれよ、という間に全てのサーバーラックが並んでしまいました。
さて、ここからが本番です!
地震対策のために、データセンターのサーバーラックは、床にしっかりと
固定されています。
大切な情報を、機器の損傷で失うわけにいきませんので、基本的には
建物が倒壊しない限りは、かなり機能する仕組みになっているそうです。
この、「床に固定する作業」、業界では「立架」とか「架台固定」とか、
さらに複数台施工する場合は「立架連結」と言ったりします。
今回のメーカー様は、当社のサーバーラック取扱の「先生」のような
ありがたい会社様で、その代わり非常に高度な設置水準を要求されます。
さて、今回はOAフロアの床下60cmに設置された架台の上に、
サーバーラックを設置・連結。
一度サーバーラックを仮置した後に、架台とサーバーラックの間に、
「絶縁プレート」というものを挟み込んでいきます。
↑黒いチャンネルベースの下部に見えている薄い白いものが「絶縁プレート」
上の写真は仮置の状態。
仮置の状態で如何に正確に置いていくか?が大きなポイント。
サーバーラックの重量が約150kgありますので、一度置いてしまうと
修正が大変。上の写真は仮置が「甘い」状態・・・。トホホ。
正解は上の写真。
ここからが「精密設置の領域」。
サーバーラック精密設置⇒池田ピアノ運送㈱第二営業グループ
まず、絶縁を2mmピッチで架台と合わせます。
次にサーバーラック間を1.6mmピッチで合わせます。
そうすると下の写真のようになります。
全体の架列(連結したサーバーラックの1列のこと)を見ながら、
バランスを取って割り振っていきます。
決まると、
↑こうなります。
手前味噌ですが、美しい設置例。
「自己満足設置例」とも言います。
次にサーバーラックの天井部分で連結します。
この手法を「天井連結」と言います。
2人で向かい合って、天井のラインが一直線になるように、ボルトを
きつく締め込んでいきます。
ここを失敗すると、ドアが開かなくなったりするんです。。。
なぜ?架台との固定ピッチと天井連結の固定ピッチが少しでも違うと
端に行けばいくほど、扇型に広がって、サーバーラックが台形になって
しまい、ドアの端っこがフレームに干渉してしまうんですね~。
全ての設置が完了すると、
データセンターの見た目の出来あがり!
今回の工事では80架弱でしたが、出来あがると壮観ですよね。
上の写真の手前のエリアにまだ設置するそうですが、
次回の2期工事には今回よりもスキルアップして臨みたいものです。
「毎回、成長する」
お仕事をいただく上で重要なことだと思います。
まず今回の反省と、次回の課題は、
「“仮置レベル”を飛躍的に向上すること!」
期待される効果は、
「組付(連結)作業時間の大幅短縮!」
長いレポートになりましたが、お付き合いいただきありがとうございました!
目指せ!日本一の高品質サーバーラック輸送・設置会社!
⇒池田ピアノ運送株式会社
【リンク】
池田ピアノ運送株式会社
常総梱包運輸有限会社
㈱アフター
当社代表のブログ
2011年8月 4日
データセンターへの大口納入
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